あらすじ
大雨の中、逢原雨(永野芽郁)が重傷を負った朝野太陽(山田裕貴)を抱きしめ、助けを呼んでいる。するとそこに、“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工)が現れ、こう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」―――。
2013年の長崎。高校1年生の雨は、その珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてからかわれ、自分に自信が持てない性格から、他人とは関わらないようにして生きていた。ある雨の日、傘がなく困っていた雨に、高校3年生の太陽が赤い折りたたみ傘を差しだし、「もしよかったら、入らない?」と声をかける。たびたび自分を気にかける太陽のことを、最初は疎ましく思っていた雨だったが、明るくて真っ直ぐな太陽と接するうちに次第に心をひかれていく。しかし、2人はある約束を交わして、離ればなれになってしまう。雨はパティシエの夢を叶(かな)えるために東京へ上京、太陽は家業である花火師の修行を積む決意を固めたのだ。
それから10年後、雨は長崎に帰省していた。祖母・逢原雪乃(余貴美子)に迎えられ、東京の職場のことを話に出されると、雨はそそくさと逃げていく。一方、太陽は、大晦日(おおみそか)の花火大会を任されないことを不満に思い、父であり師匠でもある朝野陽平(遠藤憲一)と衝突していた。お互いに過去と現在への葛藤を抱く中、かつて思いを語り合った眼鏡橋で、太陽は赤い折りたたみ傘を取り出した雨の姿を見かける…。
公式「君が心をくれたから」第1話
君ここ1話に登場する舞台をあらすじ付きで解説
大浦天主堂
日下(斎藤工)が傘をさして階段を降りた教会。
長崎県立長崎東高等学校
【高校生時代】雨(永野芽郁)と太陽(山田裕貴)が通っていた高校。
活水坂(オランダ坂)
赤い傘を差して、下校するふたり。
崇福寺 電停
赤い傘を差して、太陽と一緒に向かった電停。
【10年後:2023年12月24日】雨が東京から長崎に戻ってきて下車する場面。
グラバー坂
大晦日に開催される花火大会のチラシが飛ばされる場面で、雨と司(白洲迅)が出会う。
活水女子大学上の道路
雨を車で送る場面。
東山手甲十三番館
雨の家に到着。
長崎水辺の森公園(水の庭園)
【高校生時代】放送室での雨と太陽の会話が他の生徒たちにも聞かれてしまい、学校から飛び出して辿り着いた公園。
長崎霊園
【2023年】太陽と春陽(出口夏希)が母の墓の前で花火をする場面。
祈念坂
雨がパティシエとして働いていた時のことを思い出しながら歩く坂。
ATTIC COFFEE second
太陽と春陽がランチをした場所。
眼鏡橋
【高校生時代】太陽と遊んでいたことを思い出す。
【2023年】雨を見つけて走り出す太陽。
石段を駆け上がっていく。
出島通り
走って追いかけたが、雨がバスに乗ってしまい追いつけず。
中華街北門(玄武)
春陽の合コンが開かれた中華街。
グラバー通りとロシア領事館通りの間の階段
雪乃(余貴美子)が雨の幼少期の虐待について話す場面。
長崎水辺の森公園
【高校生時代】雨と太陽が約束を交わした場所。
グラバー園
雨:太陽くん私変わらなかった。
【高校生時代】グラバー園で花火をする雨と太陽。
グラバー通り
「10年後に返して」と赤い傘を手渡す。
東山手甲十三番館
2023年12月31日
岩永梅寿軒
雪乃が働いているところをじっと見つめる雨。
柳埠頭(りゅうふとう)
花火師たちが花火の準備をしているところを覗き見る太陽。
出島ワーフ
雨がバス停に向かう場面。
司に電話をかける。
常盤出島橋
雪乃から太陽に電話がかかってくる場面。
祈念坂
博多行きのバスに乗る雨に会うために走った場所。日下・千秋とすれ違う。
江戸町通り
太陽が必死に雨を探す。
おのうえの丘 臨港道路
雨を見つけた太陽が、雨に向かって爆竹を投げる場面。
東山手甲十三番館
雨と太陽の2人で帰宅。
ロシア領事館通り
雨に赤い傘を渡して別れたあと、太陽は雨のなか走って帰宅するが車に轢かれてしまう。
地面に横たわる太陽のもとに雨が駆け寄り、日下と出会う。(※実際に横断歩道はありません。)
長崎港松が枝国際ターミナル
夏の花火大会のとき太陽が雨の暗い顔を見た場所。
長崎みなとメディカルセンター
五感を奪われるのと引き換えに、太陽の命を救うという契約を持ちかけられるが…。
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- 赤い傘と花火の約束
- マカロンは恋と夢の味
- 初恋の想い出
- 青い春の香り